2016年04月08日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・13週(3月28日~4月3日)


定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は1,434人(定点当たり35.9)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は流行性耳下腺炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。


インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は784人(13.3)で、前週比88%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(11.9)の約1.1倍であった。年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が34%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が18%、60歳以上が6%を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
・報告数は371人(10.3)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.1)の約0.9倍であった。日南(25.7)、小林(20.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1~5歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は102人(2.8)で、前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.95)の約3.0倍であった。延岡(9.3)、小林(6.3)保健所からの報告が多く、年齢別では4~6歳が全体の約5割を占めた。



【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月8日更新)