2016年05月13日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・17・18週(4月25日~5月8日)

 第 17 週
・定点医療機関からの報告総数は 889 人(定点あたり 28.2) で、前週比 103%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増 加した主な疾患は流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

 第 18 週
・定点医療機関からの報告総数は 720 人(定点あたり 21.8) で、前週比 77%と減少した(連休の休診含む)。前週に 比べ増加した主な疾患は伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

★インフルエンザ・小児科定点からの報告★
【感染性胃腸炎】
・報告数は 312 人(8.7)で、前週比 80%と減少した。例年 同時期の定点当たり平均値*(10.9)の 0.8 倍であった。小 林(20.3)、日南(16.3)保健所からの報告が多く、年齢別 では 1~3 歳が全体の約 4 割を占めた。
【流行性耳下腺炎】
・報告数は 118 人(3.3)で、前週比 88%と減少した。例年同 時期の定点当たり平均値*(0.73)の約 4.5 倍であった。日 向(9.8)、小林(9.0)、延岡(6.8)保健所からの報告が多く、 年齢別では 3~6 歳が全体の約 7 割を占めた。
【伝染性紅斑】
・報告数は 26 人(0.72)で、前週比 144%と大幅に増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.49)の 約 1.5 倍であった。都城(2.2)、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では 4~5 歳が全体の半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年5月12日更新)