2016年04月15日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・14週(4月4日~4月10日)


定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は 1,190 人(定点当たり 30.9)で、前週比 86%と減少した。前週に比 べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は 490 人(8.3)で、前週比 63%と減少し、例年同時 期の定点当たり平均値*(9.8)の約 0.8 倍であった。年齢群別で は 5 歳未満が全体の 31%、 5-9 歳が 31%、10-14 歳が 12%、15-19 歳が 2%、20-59 歳が 19%、60 歳以上が 5%を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は 389 人(10.8)で、前週比 105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.1)の約 0.9 倍であった。小林(21.3)、日南(17.7)保健所からの報告が多く、年齢別では 1~4 歳が全体の半数 を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は 111 人(3.1)で、前週比 109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.89)の約 3.5 倍であった。小林(10.7)、延岡(10.5)、日向(6.5)保健所からの報告が多く、年齢別では 4~5 歳が全体 の約 5 割を占めた。


【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月14日更新)