2016年01月08日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・52週(12月21日~12月27日)、53週(12月28日~1月3日)

第52週
・定点医療機関からの報告総数は827人(定点当たり24.9)で、前週比94%とやや減少した。前週に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。

第53週
・定点医療機関からの報告総数は461人(定点当たり14.1)で、前週比57%と減少した(年末年始の休診含む)。前週に比べ増加した疾患はインフルエンザで、その他の疾患は減少した。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は20人(0.34:流行開始の目安1.0)で、前週比222%と増加した。年齢別では5歳未満が全体の15%、5-9歳が15%、10-14歳が15%、15-19歳が10%、20-59歳が35%、60歳以上が10%であった。

【RSウイルス感染症】
・報告数は47人(1.3)で、前週比63%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.2)の約1.1倍であった。年齢別では1歳以下が全体の約8割を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は58人(1.6)で、前週比50%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(2.2)の約0.8倍であった。年齢別では3~6歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は191人(5.3)で、前週比50%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(18.1)の約0.3倍であった。年齢別では1~4歳が全体の約半数を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は55人(1.5)で、前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.2)の約1.3倍であった。延岡(10.3)保健所からの報告が多く、年齢別では3~4歳が全体の約4割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年1月8日更新)