2016年02月05日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・4週(1月25日~1月31日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は1,918人(定点当たり46.0)で、前週比137%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は1,121人(19.0)で、前週比243%と大幅に増加した。小林(29.8)、都城(29.3)、日向(20.7)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の16%、5-9歳が41%、10-14歳が21%、15-19歳が3%、20-59歳が16%、60歳以上が3%を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は399人(11.1)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(14.2)の約0.8倍であった。日南(24.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は41人(1.1)で、前週比87%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.30)の約3.8倍であった。宮崎市(2.1)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳と9歳がそれぞれ全体の約2割を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【流行性耳下腺炎】
・報告数は96人(2.7)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(0.74)の約3.6倍であった。延岡(9.5)、小林(8.3)、日向(6.3)保健所からの報告が多く、年齢別では、5~7歳が全体の約半数を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月5日更新)