2015年12月14日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成27年・49週(11月23日~12月6日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は778人(定点当たり24.8)で、前週比108%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘と流行性耳下腺炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
・報告数は61人(1.7)で、前週比210%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.2)の約1.5倍であった。年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は106人(2.9)で、前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(2.5)の約1.2倍であった。年齢別では3~5歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は423人(11.8)で、前週比119%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(20.2)の約0.6倍であった。日南(42.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~2歳が全体の約4割を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は42人(1.2)で、前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値※(1.1)の約1.1倍であった。年齢別では4歳が全体の約3割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成27年12月14日更新)