2016年02月19日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・6週(2月8日~2月14日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は3,230人(定点当たり67.3)で、前週比116%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は流行性角結膜炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は2,342人(39.7)で、前週比143%と大幅に増加し、今シーズン初めて流行警報開始基準値(30.0)を上まわった。都城(77.8)、延岡(54.0)、日向(45.3)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の24%、5-9歳が34%、10-14歳が19%、15-19歳が4%、20-59歳が17%、60歳以上が2%を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は458人(12.7)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(13.1)と同程度であった。日南(28.0)、小林(21.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【流行性耳下腺炎】
・報告数は114人(3.2)で、前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.87)の約3.6倍であった。延岡(13.3)、小林(10.0)保健所からの報告が多く、年齢別では、5~6歳が全体の約半数を占めた。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【伝染性紅斑】
・報告数は36人(1.0)で、前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.33)の約3.0倍であった。高千穂(3.0)、高鍋(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では、4~7歳が全体の約6割を占めた。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月19日更新)