2016年02月01日

今週の注目される定点把握対象疾患  平成28年・3週(1月18日~1月24日)

定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は1,250人(定点当たり33.7)で、前週比130%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
・報告数は461人(7.8)で、前週比322%と大幅に増加した。年齢別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が42%、10-14歳が10%、15-19歳が7%、20-59歳が15%、60歳以上が3%を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は367人(10.2)で、前週比106%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(14.7)の約0.7倍であった。日南(26.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1~3歳が全体の約4割を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【伝染性紅斑】
・報告数は47人(1.3)で、前週比118%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値※(0.27)の約4.9倍であった。高千穂(3.0)、宮崎市(2.1)、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では4~5歳が全体の約半数を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は92人(2.6)で、前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※(0.83)の約3.1倍であった。延岡(12.5)保健所からの報告が多く、年齢別割合を円グラフに示す。

【宮崎県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月1日更新)